EPUB: 相互リンクの作成方法

EPUBで相互リンクを作成しておくと読者としてはありがたい、いちいち遷移した先から元のページへと探す手間が省けるのでユーザービリティを意識するのであれば相互リンクは作成しておくと良い。

Webを触ったことがある人にとっては相互リンクは簡単で遷移先のフラグメントを作成するだけです。例を見ながら作成してみると良い。

例

例えばnav.xhtmlからchapter1.xhtmlへの相互リンクを作る場合下記のように設定すれば良い。

nav.xhtml

nav.xhtmlからの遷移先はaタグに記載されている"chapter1.xhtml#intro_1"フラグメント識別子へ遷移する。なのでchapter1.xhtml側にID属性を記載する必要がる。

またこちらのID属性は"nav_in_1"となるのでchapter1.xhtmlのほうでフラグメント識別子を追記してあげる必要がる。

<li><a href="introduction.xhtml">はじめに</a>
    <ol>
        <li><a href="chapter1.xhtml#intro_1" id="nav_in_1">オープンソース</a></li>
    </ol>
</li>

chapter1.xhtml

<h2><a href="nav.xhtml#nav_in_1" id="intro_1">オープンソース</a></h2>

内部ページでの相互リンク

内部ページへの相互リンクはWebと同様にフラグメント識別子だけで遷移できる。

<section>
    <h2><a href="#cha1" id="back">近代郵便制度という名の由来</a></h2>
    <p>一八七一年春、日本で初めて近代的な郵便制度が東京・京都・大阪の間で始まった。制度の立案に深く関わったのは前島密である。それまで書状の運搬は飛脚に頼っており、料金も配達の速さも一定ではなかった。全国どこへでも同じ料金で確実に届ける仕組みが必要だと考えた前島は、欧米の制度を調べ、日本に合う形へと作り替えていった。</p>
    <p>この制度を広めるうえで大きな役割を果たしたのが切手である。料金を前払いし、証票を貼って差し出すという方法は、当時の人々にとって新鮮な発想だった。やがて各地に郵便局が置かれ、都市と農村を結ぶ通信網が少しずつ形づくられていった。</p>
</section>
<section>
    <h2>物流業界の裏側(もうひとつの現場)</h2>
    <p><a href="#back" id="cha1">abcd</a>郵便制度が整い始めたころ、人々はまだ気づいていなかったかもしれないが、モノを運ぶという仕事は新しい時代を迎えようとしていた。それ以前、荷物の輸送は、地域ごとの小さな業者が受け持つ経験頼みの仕事にすぎなかった。それが、鉄道網の拡大や通信手段の発達を契機として、全国規模の産業として組み立て直されていった。</p>
</section>