モニターは大きいと疲れる
モニターが大きいほうが生産性が上がる人もいれば、大きすぎると逆に生産性が下がるという人もいる。また用途によっては大きいモニターのほうがいい場合もあるし、小さいモニターでも事足りる場合もある。結局のところ自分に合う適切なモニターサイズを選べばいいこと。
ただ、私には大きいモニターは合わなかった。
疲れる原因
個人的に大きいモニター(27インチ以上)が疲れる原因を挙げます。
視線移動
モニターが大きいと視線移動の距離が増えるので首を動かす必要も増えるのでこれがとても疲れる。
解像度的に大きいモニターのほうが表示領域が増え作業スペースが増えますが、27インチぐらいの大きさになってくるとベゼルらへんの文字は見づらくなるし、首を左右に傾けながら長時間作業するのが疲れる大きな要因です(おそらく視力的な問題)。
作業内容によって画面分割をうまく使い分ければいい話ですが、個人的には作業するウィンドウは中央に配置しているほうが細かい字とかも読みやすくしっくりくるので、大きすぎても両サイドにデッドスペースが生まれるでした。
小さいモニターのメリットは視線移動範囲が狭まるので首を動かさなくて済むというのがメリットの一つです。ただ、デメリットとしてはウィンドウの切り替えが増えるのでそこに抵抗がなければ問題ないかと思います。
モニターの色合い問題
モニターの大きさには関係ないのですが、ディスプレイによって色合いが様々で、この色合いも疲れる原因かなと思いました。
市場にはいろいろなディスプレイがあります。TN/VA/IPSパネルや開発会社によってモニターの癖などもあります。よくノングレアのほうが負担が少ない、と聞きますが私にはグレアのほうが目の負担が少なく感じます。モニターによって色合いにムラがあったり、角度によって若干変わってくるので当たりはずれがあります。
ノートPCのほうがそこらへん(画面の明るさなど)調整しやすいのでノートPCのほうが好きです。モニターも調整できますが、明るさ調整しづらいモニターが多いというのが個人的な感想です。
シングルタスク脳に大きいモニターは不要
一時期試しにデュアルモニターやモニターのサイズを大きくしてみたりといろいろ試してみたのでしたが自分には合いませんでした。色々なアプリが見えていると気が散るし、マルチモニターだといらない情報が入ってくるのでミスが誘発されることが多かったです。シングルタスク脳には複数のアプリが視野に入っているとそれがノイズになり、生産性が落ちるというのがわかってから大きいモニターは自分には合わないのだなと痛感しました。
適切なモニターサイズを選ぶ
とりあえず試しに使ってみれば道具との相性もわかるだろうというのが個人的な感想。いい道具であれストレスもなく快適に作業できると思います。そんな感じで自分と相性のいい道具を探すのが一番。
無駄な出費とは思わず、投資と考えれば間違った選択ではないと思う。私もいろいろなガジェットを買っては売って試してきたが最終的にノートPCで落ち着いたので散財してみるのもいいのではないでしょうか。
エビデンスに意味はない
よく巷で見る、デュアルモニター化による生産性の向上データの一部。
PCメーカーDellの調査によると記事によると、1つのモニターで作業するより 2.5 秒作業が速く終わり、5% 参照資料を二度見する時間が減り、ユーザーの満足度も高くなったのだとか。同じような調査結果がJon Peddieからも報告されており、デュアルモニター化することによってなんと 42% もの生産性の向上が見られたのだとか。
2 台目のモニターこそ、実証済みの効率化グッズというわけです。モニターのサイズは大きいほうが作業面積が広くなるので、20 インチ以上を推奨する声が高いです。
https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/business-insights-ideas/resources/tips-to-make-your-document-work-with-pc-twice-faster
個人的にはこのようなエビデンスに意味はないと思っている。大事なのは道具との相性であって統計データではないので、様々な意見があると思うが自分が使ってみて使いやすいならそれでいい。使いづらいなら今後使わない。