モニターは大きいと疲れる

モニターが大きいほうが生産性が上がる人もいれば、大きすぎると逆に生産性が下がるという人もいる。また用途によっては大きいモニターのほうがいい場合もあるし、小さいモニターでも事足りる場合もある。

結局は自分の作業内容とモニターサイズがマッチしていれば問題ないのかなと思います。疲れると感じるということは何かしらの疲れる要因があるということ。それを消去すれば負担も減るかと思います。

そこで筆者が感じた疲れるポイントを紹介したいと思います。

疲れる原因

視線移動による目と首の疲れ

モニターが大きくなると表示領域も増えるので当然、視線移動とポインター移動距離も増えます。またモニターとの目の距離にもよりますが首を多少傾ける場合も出てくるので長時間作業していくと疲労が溜まりやすく感じました。

4Kクラスのモニターだと画面分割もしやすくなるので、作業Aの時は右側を向いて作業Bの時は左を向いてというのを長時間作業していくと間違いなく疲れます。作業に応じて、画面分割をうまく使い分ければいい話ですが、個人的には作業するウィンドウは中央に配置しているほうが細かい字とかも読みやすすく、負担がないので。そうなると常にウィンドウを中央に集結した状態となるので両サイドにデッドスペースが生まれるだけでした。

グラフィック関係やゲームなど映像系であればちょうどいい大きさだと思いますが、文筆家にはちょっと大きいモニターは不要かなというのが個人的な感想です(24インチぐらいが個人的にはベストサイズ)。

小さいモニターの場合、視線移動範囲が狭まり首を動かさなくて済むので負担が結構減り楽になりました。ただ、表示領域が狭いのでウィンドウの切り替え頻度が増えますがそこに抵抗がなければ問題ないかと思います。

モニターが大きくなることで輝度も増える

大きいモニター程、目に受ける光の量+ブルーライトを受ける量も増えるので疲れる原因かなと思いました。またモニターの大きさには関係ないのですが、ディスプレイによって色合い/輝度/明るさが様々で、これもダメージの一つかもしれません。

実際に大きいモニターから小さいモニターに切り替えたところ負担もあまり感じなくなった気がします。

市場にはいろいろなディスプレイがあります。TN/VA/IPSパネルや開発会社によってモニターの癖などもあります。よくノングレアのほうが負担が少ない、と聞きますが私にはグレアのほうが目の負担が少なく感じます。モニターによって色合いにムラがあったり、角度によって若干変わってくるので当たりハズレがあります。モニターの好みは個人差があると思うので負担が少ないモニターを使うのがいいかと思います。

私はノートPCをよく使うのですが、ノートのほうがそこらへん(画面の明るさなど)調整しやすいのでノートPCのほうが好きです。モニターでも調整できますが、明るさ調整しづらく時間がかかるモニターが多いというのが個人的な感想です。

シングルタスク脳には大きいモニターは不要

当然ですが27インチ以上のクラスになると一つの画面に複数のウィンドウを表示できるので情報量が多くなります。必要な情報であればいいのですが、無駄な情報も表示していると、脳に無意識に情報が入ってくるので気が散る原因の一つでした(画面分割でYouTubeなどを表示しているのであれば猶更)。

そこらへんコントロールできている人であれば問題ないと思いますが私みたいな怠惰な人間はモニターが大きいとお遊びウィンドウを立ち上げるので無駄なところで労力を使ってしまいます。

一時期試しにデュアルモニターやワイドモニターなどと大きなモニターを試してみたのでしたが自分には合いませんでした。色々なアプリが見えていると気が散るし、マルチモニターだといらない情報が入ってくるのでミスが誘発されることが多かったです。シングルタスク脳には複数のアプリが視野に入っているとそれがノイズになり、生産性が落ちるというのがわかってから大きいモニターは自分には合わないのだなと痛感しました。

モニターの高さによるドライアイ

大きいモニターになると椅子の高さによっては見上げる状態になるので目を開く面積が大きくなります。この視線の角度によって涙液の蒸発量が増えるのでドライアイになりやすいなと感じました。

対策としては椅子の高さをあげるかモニターアームで調整するぐらいですかね。見下ろすことで目の負担が減るかと思います。

適切なモニターサイズを選ぶ

とりあえず試しに使ってみれば自分好みのモニターに出会うかと思います。相性のいい道具であれストレスもなく快適に作業できると思いますし、悪ければストレスも出てくるので、とりあえず買ってみるのが一番。

無駄な出費とは思わず、投資と考えれば間違った選択ではないと思う。私もいろいろなガジェットを買っては売って試してきたが最終的にノートPCで落ち着いたので散財してみるのもいいのではないでしょうか。

疲れないための対策

参考文献