Windows環境での.bashrcを作成する場所と作成方法
初めて.bashrc
を作成する場合どこに作成するか困惑しているかと思います。基本的には下記のディレクトリに作成します。Git Bashを起動した時のホームディレクトリになります。
/c/Users/YOUR_USER_NAMR
Git Bashをインストールしても.bashrc
/.bash_profile
ファイルは作成されませんので自身で作成する必要があります。作成方法やaliasの登録方法を下記で紹介していますのでご覧ください。
.bashrcと.bash_profileの作成
Git Bashを起動しユーザーディレクトリに移動します。通常起動すればユーザーディレクトリですが下記のコマンドでユーザーディレクトリに移動することが可能です。
cd ~/
次に上記のディレクトリで.bashrc
ファイルを作成します。
$ touch .bashrc
作成したら一度Git Bashを閉じます。閉じたら再びGit Bashを起動します。起動すると下記のようにエラーが表示されますが、自動的にユーザーディレクトリに.bash_profile
ファイルを作成してくれます。
WARNING: Found ~/.bashrc but no ~/.bash_profile, ~/.bash_login or ~/.profile.
This looks like an incorrect setup.
A ~/.bash_profile that loads ~/.bashrc will be created for you.
.bash_profile
を開くと下記のコードが記述されていますがこちらは削除しないでください。.bashrc
ファイルを読み込ませる処理が記述されています。
# generated by Git for Windows
test -f ~/.profile && . ~/.profile
test -f ~/.bashrc && . ~/.bashrc
以上で.bashrc
と.bash_profile
のファイル作成は終了です。次にalias
の登録をします。
aliasの登録
まずGit Bashで下記のコマンドを入力するとすでにalias
が登録されているのが確認できるかと思います。
$ alias
alias ls='ls -F --color=auto --show-control-chars'
alias ll='ls -l'
alias php='winpty php.exe'
上記のalias
はセットアップ時にすでに作成されていて下記のaliases.sh
ファイルの内容になります。
C:\Program Files\Git\etc\profile.d\aliases.sh
aliases.sh
にalias
の登録をしても反映されますが、Git Bashをアップデートする際に上書きされてしまうので.bashrc
にalias
の登録をするのが無難かと思います。
.bashrcを開きaliasの登録
vimでもエディターでもなんでもいいので.bashrc
ファイルに下記のコードを記入し保存します。
alias la='ls -a'
保存してもすぐには反映されずGit Bashを再起動する必要があるので注意が必要です。再起動を終えればaliasが登録され実行可能になります。