【Windows】一行選択(削除)するショートカットを作成
Windowsでは一行選択というショートカット(Shift + Home or End)は存在しているのですが、一行削除するショートカットは存在しません。そしてこのショートカットはとても使いづらいです。というのもそもそもHome/Endはキーボードによってどこに配置されているかわからないし無駄な手の移動が発生するため別のキーに割り当てたいと思います。
Windowsで有名なキーボードカスタマイズツールのAutoHotkeyを使ってショートカットを作成したいと思います。PowerToysだと一行選択は追加できるのですが一行削除となると追加はできませんのでご理解ください。
AutoHotkeyインストール、セットアップは割愛します。
Windows – テキスト選択に関するショートカット
まずおさらい。初期設定時のWindowsのテキスト選択関連のショートカットは次のように用意されています。
| 操作内容 | ショートカット |
|---|---|
| テキストの選択 | Shift + [←] [→] [↑] [↓] |
| すべてのテキストを選択 | Ctrl + A |
| 単語単位で選択 | Ctrl + Shift + [←] or [→] |
| 行頭/行末尾まで選択 | Shift + Home || End |
| 段落先頭/末尾までの選択 | Ctrl + Shift + [↑] || [↓] |
| 文章の先頭/末尾までの選択 | Ctrl + Shift + Home || End |
ショートカットの好みは人それぞれなので異論は認めません。ここからはお好みのショートカットを作ってください。
一行選択
一行選択は2パターンの選択ショートカットを作成したいと思います。
- 現在のカーソル位置から行頭/文末までの選択
- 現在の行をすべて選択
現在のカーソル位置から行頭/文末までの選択
これはデフォルトのShift + Home || End をCtrl + Alt + Shift + [←] || [→]に置き換えます。
^+!Left:: Send "+{Home}"
^+!Right:: Send "+{End}"
現在のカーソル位置の行をすべて選択
このショートカットは存在しないので下記のように作成します。Ctrl + Shift + Lで現在の行すべてを選択します。
^+L:: {
Send "{Home}{Shift Down}{End}{Shift Up}"
}
一行削除
一行削除も2パターンの削除ショートカットを用意したいと思います。
- 現在のカーソル位置から行頭まで削除
- 現在の行をすべて削除
現在のカーソル位置から行頭までの選択
^+BackSpace:: {
Send "{Shift Down}{Home}{Shift Up}"
Send "{BackSpace}"
}
現在の行をすべて削除
^+Delete:: {
Send "{Shift Down}{Home}{Shift Up}"
Send "{BackSpace 2}"
}